研究設備

実験研究

研究室に揃う以下の設備を利用して、摩擦プロセスの先進的な実験研究に取り組んでいます:


材料物性

☆ 汎用摩擦試験機(Bruker UMT TriboLab

☆ 汎用材料試験機(Shimadzu EZ Test

☆ 動的粘弾性測定装置(TA Instruments ARES-G2

☆ 回転粘度計(Anton Paar ViscoQC

表面物性

☆ ナノ表面硬度計(Nanomechanics iMicro

☆ 表面硬度計(Shimadzu HMV-G

☆ 表面張力計(Kruss DSA25T

表面観察

☆ 原子間力顕微鏡(Bruker MultiMode 8

☆ レーザ顕微鏡(Keyence VK-9700

☆ 蛍光顕微鏡(Olympus

映像撮影

☆ 光弾性超高速度カメラ(Photron

☆ 高速度カメラ(Photron

☆ 近赤外カメラ(Aval Data

☆ 超高感度カメラ(Hamamatsu

物理分析

☆ 超薄膜光干渉装置(自作装置組込型)

☆ 薄膜粘弾性計測装置(自作装置組込型)

化学分析

☆ 赤外分光分析装置(Shimadzu

☆ ラマン分光分析装置(Nanophoton:自作装置組込型)

☆ 和周波分光分析装置(Ekspla:自作装置組込型)

自作装置

☆ 専用接触試験機(接触界面可視化型、極低温試験対応型など)

☆ 専用摩擦試験機(摩擦界面可視化型、粘弾性計測系組込型、制振機構組込型など)

☆ 専用歯車試験機(電気インピーダンス計測系組込型)


個々の研究用にカスタマイズするために、市販装置の治具を開発したり、複数の装置を組み合わせたり、実験装置ならびに計測手法そのものを開発したりしています。とりわけ摩擦プロセスを多角的に実時間で計測するマルチモーダル・オペランド計測装置の開発を得意としています。


理論研究

研究室に揃うワークステーションとパーソナルコンピュータを利用して、摩擦プロセスの先進的な理論研究に取り組んでいます。数値計算を要するメンバーには、研究室が個々に専用機を準備しています。


数値計算ならびにデータの分析と整理には「MATLAB」を使用しています。研究室のメンバーが同時に使用できるように、十分な数のライセンスを所有しています。数値計算プログラムは個々の研究用に独自で開発していますが、数値実験の位置づけで有限要素法解析の市販ソフト「COMSOL Multiphysics」などを使用することもあります。


多くの数式を伴う理論的な議論では、研究室(環境情報1号棟511室:通称ポスドク室)の中に設置した巨大なホワイトボードと高輝度なプロジェクタが活躍しています。2025年にリニューアルした開放的な空間の中で、日々様々なアイデアを交わしています。