研究内容

皮膚の摩擦プロセスと触覚情報技術

我々が持つ五感の一つである「触覚」は、物体に触れて初めて機能する感覚です。つまり、触覚とは、皮膚と物体との接触と摩擦を通して外界の情報を獲得する「距離ゼロの感覚」であると共に、我々が「現実世界にいることを強く意識させる感覚」でもあります。本研究室では、産業界との緊密な連携の下、例えば化粧品の塗布触感の獲得プロセスを模擬するエキスパートシステムを開発しながら、皮膚の摩擦プロセスと触覚情報の関係を探求しています。このアプローチにより、産業界の商品開発のボトルネックとなる官能試験を簡略化して、商品開発のサイクルを加速することができます。


K. Nakano, K. Horiuchi, T. Soneda, A. Kashimoto, R. Tsuchiya, M. Yokoyama, A neural network approach to predict tactile comfort of applying cosmetic foundation, Tribology International, 43, 1978-1990 (2010).

K. Nakano, K. Kobayashi, K. Nakao, R. Tsuchiya, Y. Nagai, Tribological method to objectify similarity of vague tactile sensations experienced during application of liquid cosmetic foundations, Tribology International, 63, 8-13 (2013).