理念

ミッション

中野&大久保研究室は、理論研究を得意とする研究者(中野 健)と実験研究を得意とする研究者(大久保 光)が共同運営する研究チームです。二名の緊密な連携のもと、教育と研究に邁進します。


研究室創立(2001年)以来の伝統である「自主性を重んじる自由な気風」の中で、各自が個々の研究テーマに取り組みます。全ての研究の交差点となる自然現象(摩擦プロセス)をキーワードとして、日常的に意見を交わし合い、柔軟な連携により共通の課題を解決し、互いの研究を深化させます。全員が集う定例会での議論を通して、個々の異なる視点を全員で共有し、未来を担う研究者・技術者としての資質を涵養します。「知の研鑽」と「知の創造」を最上位の目的に据えて全員が活動し、大学の研究室に課せられたミッション(教育と研究の高度な両立)を果たします。

教育方針

摩擦プロセスの研究には、無限の広がりがあります。対象はナノ(原子)からメガ(地球)まで。分野は物理(固体表面の力学物性)から化学(摩擦界面での分子挙動)、生物(生体組織の接触相互作用)まで。目的は科学(自然現象の機構解明)から技術(計測制御の手法開発)まで。広大なこの世界へのアプローチは、理論・計算・実験のいずれも有効で、多種多様な摩擦プロセスの研究に「画一的なフォーマット」はありません。自然現象と向き合う様々な試行錯誤を通して、個々の特性を活かした「独自の研究スタイル」を開拓し、自身の才能を開花させてもらいます。


入室前は「高校の物理で習った摩擦の法則しか知らない」という方がほとんどですが、心配は無用です。学部教育で修得した幅広い分野の学問を通して、みなさんには「摩擦プロセスを研究するための十分な素養」が備わっています。さらに本研究室では、大学院生が主導する配属直後の初期教育として、研究に直結する「基礎学問の復習プログラム」とともに、力学をベースとした「摩擦プロセスの学習プログラム」を用意しています。様々な学問分野の知識を有機的に連結させて、摩擦プロセスの未踏領域に挑戦しながら、未来を担う研究者・技術者に成長してもらいます。

研究方針

摩擦プロセスの科学と技術を網羅する学問(トライボロジー)は、様々な分野が融合しながら発展すべき学際領域です。そこで本研究室では、異分野の専門家との分野横断的な研究連携を積極的に推進します。国内外の研究機関(ベルリン工科大学、インペリアルカレッジロンドン、キングスカレッジロンドン、東京大学、京都大学、埼玉大学、東京理科大学、同志社大学など)や民間企業(自動車、電気機器、タイヤ、ブレーキ、ベアリング、シール、潤滑油、塗料、化粧品、医療機器など)と連携して、研究室単体では成し得ない多様な視点から科学と技術の両輪を駆動します。